夢ビジョン2020オープンセッション:霞が関で私の未来をブレストする!:第1回

第1回『工芸、文化、産業、テクノロジー そしてこれからのものづくりとは』(終了しました)

第2回『人口減少時代を希望に変える鬼(地域性)と金棒(創造性)』の内容はこちら

概要

  • 日時:2014年5月28日(水) 19:00~20:30
  • 会場:文部科学省情報ひろばラウンジ(毎月1回程度ここで開催予定。)
  • 参加無料
  • 定員:50名(当日、立見の場合は入場可)
  • 主催:3_2_1_0 + 文部科学省夢ビジョン勉強会
  • 事前申込:vision2020@mext.go.jpまで、お名前、所属先、人数をお知らせ下さい。
  • *お問合わせ:文部科学省大臣官房政策課評価室  tel.03-6734-3037  vision2020@mext.go.jp

夢ビジョン2020 ~徹底的に「みんなの夢」を語ろう~:文部科学省

1990年代、日本のメーカーは世界を席巻し「ものづくり大国ニッポン」と呼ばれるまでになりました。そんな日本のものづくりを支えていたのは長い時間をかけて形成された職人技でした。日本は島国であったが故に、産業革命による影響も緩やかで、欧米に比べると現在も格段に手工芸の技術が残っています。
しかし、現在ものづくりを取り巻く環境は、機械化や、3Dプリンタなどの技術革新、産業形態や、流通、生活様式などの急速な変化などによって転換期を迎えているように感じます。
デューク大学のキャシー・ダビッドソン教授の予想によると「2011年度に入学したアメリカの小学生の65パーセントは、大学卒業時には今は存在していない職に就く」と言われる程、社会そのものの変化が速くなっている今、これからのものづくりについて意見をぶつけ合いたいと思います。

登壇者
  • 細尾真孝(京都西陣織「細尾」取締役)

    顔写真1978年、西陣織老舗 細尾家に生まれる。 大学卒業後、音楽活動を経て、大手ジュエリーメーカーに入社。退社後フィレンッェに留学し、2008年に細尾に入社。2009年より新規事業を担当。帯の技術、素材をベースにしたファブリックを海外に向けて展開し、建築家、ピーター・マリノ氏のディオール、シャネルの店舗に使用される。2012年プロジェクトユニット「GO ON(ゴオン)」(http://www.goon-project.com/)を始動。

  • 川越仁恵(東京都美術館 学芸員)

    顔写真在来産業論、とくに工芸技術の社会史を専門とし、工芸関連の展覧会の開催してきた学
    芸員。2012年、東京都美術館にてデザイナーと工芸職人とのコラボレーションにより新潮流伝統工芸を生み出すTOKYOCRAFTS&DESIGN2012を企画、プロジェクトが「ビジネスメソッド、ビジネスモデル」の領域で2013年グッドデザイン賞を受賞。最近では、全国各地の職人、組合、ものづくり企業の相談にのっている。

  • 松坂浩史(文部科学省法令審議室長)

    顔写真1967年、東京生まれ。CC&L(現PricewaterhouseCoopers等)を経て、1994年文部省入省。高等教育局視学官、大学改革推進室長など主に高等教育関係の仕事を中心にする一方、文化庁伝統文化課、パリのユネスコ本部、金沢大学、三重県庁への出向も経験。2004年から、文部科学省・文化庁の職員を中心に伝統文化に親しむことを目的とした「伝統芸能愛好会」幹事を務める。自宅に二畳中板の茶室を持つ。

モデレーター
  • 佐野文彦(studioPHENOMENON代表 建築家・美術家/ 3_2_1_0 夢ビジョン2020部部長)

    顔写真1981年、奈良生まれ。京都・中村外二工務店にて数寄屋大工として修業後、アトリエ・天工人、PPMOBLERなどを経てstudioPHENOMENONを設立。素材の特性や個性を引き出すことを中心に、工芸や文化をテーマとしたデザインやインスタレーションを手掛ける。

夢ビジョン2020とは

これからのカッケー未来を探求するクリエイティブ・プラットフォーム「3_2_1_0」と、夢ビジョン2020を掲げる文部科学省が協働して、オープンセッションを始動!
未来に向けて語り合う、だけじゃない、実践のための場づくりを目指します。

2020年「オリンピック・パラリンピック」東京開催の決定。夏季オリンピックの日本での開催は1964年東京以来二度目となり、2013年を代表する明るいニュースとなりました。

しかし、現在の私たちの社会はその恩恵による経済効果などの明るい要素とは裏腹に、多くの問題を抱えています。少子化・人口減少、高齢化、自然災害、福島原発事故、国際紛争、産業や生活環境の急激な変化、文化・技術継承など、それらの課題を乗り越えるには、社会の構造やシステムを大きく変える必要に迫られています。それは、さまざまな選択肢を実践し得るチャンスでもあります。

2020年は誰にも訪れます。同じく2030年、2100年も自分がその瞬間に立ち会えなくとも間違いなくやってきます。そんな自分たちの未来がどうあって欲しいか、考えたり実践するためのオープンな場をつくりたいと思います。

その第1歩としてスタートする「オープンセッション」。毎回、テーマと深く関わり活動している有識者や、専門家をお招きし、彼らからの問題意識や具体的な提案をもとに、オープンにそして深く議論します。
私たち一人一人が自分のこととして気づき、知り、話し合い、実践していくための場にしていきます。

  • 3_2_1_0 + 文部科学省夢ビジョン勉強会
  • 毎月1回程度、「文部科学省情報ひろばラウンジ」にて開催。
  • 住所:〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2(所在地:文部科学省ウェブサイト
  • 参加無料(要・事前申込)


3_2_1_0

これからのカッケー未来を探求し、シェアする創造プラットフォーム。2011年初め、有志の勉強会から活動を開始。デザイン、建築、アート、写真、法律、などさまざまな分野のメンバーが集い、オープンな勉強会やイベント、商品開発などを行っています。
自分達が格好良いと思う方向に、世の中をゆるやかに変えて行く。一人ではなかなか始められないこともあるので、それを加速する仲間達を増やしてゆけるプラットフォームを目指しています。

主な活動歴:
  • 2013年11月:Tokyo 2020 オープンセッション U40編 powered by 3_2_1_0(代官山蔦屋書店)
  • 2013年6月:『今年の秋のデザインウィークどうするの? -気になるならみんなで話そうよ-』(東京ミッドタウン リエゾンセンター)
  • 2011年10月:おむす日!! by 3_2_1_0(東京ミッドタウン リエゾンセンター)
  • 2011〜より、植物×LED照明=PLANT PLAYER開発中
ウェブサイト:

第2回予告!

『人口減少時代を希望に変える鬼(地域性)と金棒(創造性)』
  • 日時:2014年6月25日(水)(予定) 19:00〜20:30
  • 会場:文部科学省情報ひろばラウンジ

未曾有の人口減少、超高齢化社会時代に突入している日本のコミュニティをどう再生、新しく作ってゆけるのか。「地域性」と「創造性」をキーワードに考えてみたいと思います。

  • *お問合わせ:文部科学省大臣官房政策課評価室  tel.03-6734-3037  vision2020@mext.go.jp