夢ビジョン2020オープンセッション:霞が関で私の未来をブレストする!:第2回

第2回『人口減少時代を希望に変える鬼(地域性)と金棒(創造性)』

第1回『工芸、文化、産業、テクノロジー そしてこれからのものづくりとは』の内容はこちら

概要

  • 2014年6月25日(水) 19:00~20:30
  • 会場:文部科学省情報ひろばラウンジ(毎月1回程度ここで開催予定。)
  • 参加無料
  • 定員:50名(要・事前申込み。当日、立見の場合は入場可)
  • 主催:3_2_1_0 + 文部科学省夢ビジョン勉強会
  • 事前申込:vision2020@mext.go.jpまで、お名前、所属先、人数をお知らせ下さい。
  • *お問合わせ:文部科学省大臣官房政策課評価室  tel.03-6734-3037  vision2020@mext.go.jp

夢ビジョン2020 ~徹底的に「みんなの夢」を語ろう~:文部科学省

「東京オリンピック」- 世界中から来る人たちに日本の地域も訪れてもらいたい。
これは地域の切実な思いであると同時に、東京そして日本全体にとって大事なテーマ。
誰も経験したことのない未曾有の人口減少、超高齢化社会時代に日本はすでに突入しています。東京オリンピックが開催される2020年には、東京の人口も減少に転じ、全国の高齢化率は29%に達すると予測されています。
今も人口は都市部へ流入し続けていますが、地方からの人口供給が止まれば、都市部も危機に瀕するでしょう。
グローバリズム、自由市場主義が目指してきた「豊かさ」だけでなく、多様な他の道を探り、社会や経済システムをドラスティックに変えていく必要に迫られています。

この窮地を好機に変える鍵を握るのは、「創造性」と「地域性」ではないでしょうか?
地域に残る豊かな資源や知恵、技。それらをどう現代の社会に活かし、受け継いでゆけるか。私たちの創造性が問われています。これらを活かした、私たちの社会の未来のさまざまな可能性を思い描いてみたいと思います。

登壇者
  • 西部 忠(にしべまこと)(北海道大学大学院経済学研究科教授)

    写真1962年福井県生まれ。1986年東京大学経済学部卒、1989年カナダ・ヨーク大学大学院経済学研究科修士課程修了、1993年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。1994年北海道大学経済学部助教授、2007年より現職。専門は進化経済学、貨幣論、地域通貨論。主要な著作として『地域通貨を知ろう』(岩波書店、2002年)、『地域通貨と地域自治』(公人の友社、2003年)、『進化経済学のフロンティア』(編著、日本評論社、2004年)、『進化経済学基礎』(共編著,日本経済評論社,2010年)、『資本主義はどこへ向かうのか』(NHK出版、2011年)、『地域通貨』(ミネルヴァ書房、2013年)、『貨幣という謎 金と日銀券とビットコイン』(NHK出版新書、2014年)等。

  • 菱川勢一 (クリエイティブディレクター/映像作家/写真家 
DRAWING AND MANUAL ファウンダー、武蔵野美術大学教授)

    写真1969年東京生まれ。レコード会社、家電メーカー宣伝部、海外音楽チャンネル番組制作、ハリウッド映画予告編製作など多岐にわたる経歴を持ち、TVCMやミュージックビデオの映像監督、企業ブランディングやWebサイトのアートディレクター、ファッションやイベントなどの舞台監督を歴任した。ニューヨークADC賞、ロンドン国際広告賞など国際的な受賞歴も多数受賞。2011年に監督を務めたNTTドコモのCM「森の木琴」がカンヌライオンズにて三冠を受賞した。
    また、「eAT KANAZAWA2012」(金沢市)へプロデューサーとして参加、高岡伝統産業青年会40周年記念事業として、短編編映画「すず」の脚本・監督を務める(2013)など、地域での活動にも積極的に関わっている。http://www.drawingandmanual.jp/

  • 木村直人(文部科学省 産業連携・地域支援課長)

    顔写真1967年東京都生まれ。1992年入省、宇宙・原子力関係の研究開発、核不拡散関連の業務に従事するとともに、英国日本国大使館への出向なども経験。2011年からは地域におけるイノベーション創出の業
    務に携わる。全国を御用聞きに奔走し、現場の方々と昼に夜に語らいながら、地域が自律的にイノベー
    ションを起こせる環境をどのように作るか日々頭を悩ましている。

モデレーター
  • 林口砂里(エピファニーワークス代表、3_2_1_0)

    写真富山県高岡市出身。東京外国語大学中国語学科卒業。留学先のロンドンで現代美術に出会い、アート・プロジェクトに携わる。 その後、ワタリウム美術館、水戸芸術館アートセンター、東京デザインセンター、P3 art and environmentでの勤務を経て、2005年に(有)エピファニーワークスを立ち上げる。 現代美術、音楽、デザイン、仏教、科学と幅広い分野をつなげるプロジェクトの企画/プロデュースを手掛ける。また、2012年より拠点を高岡市に移し、 東京と富山の二地域居住を続けながら、地域振興プロジェクトにも取り組んでいる。

夢ビジョン2020とは

これからのカッケー未来を探求するクリエイティブ・プラットフォーム「3_2_1_0」と、夢ビジョン2020を掲げる文部科学省が協働して、オープンセッションを始動!
未来に向けて語り合う、だけじゃない、実践のための場づくりを目指します。

2020年「オリンピック・パラリンピック」東京開催の決定。夏季オリンピックの日本での開催は1964年東京以来二度目となり、2013年を代表する明るいニュースとなりました。

しかし、現在の私たちの社会はその恩恵による経済効果などの明るい要素とは裏腹に、多くの問題を抱えています。少子化・人口減少、高齢化、自然災害、福島原発事故、国際紛争、産業や生活環境の急激な変化、文化・技術継承など、それらの課題を乗り越えるには、社会の構造やシステムを大きく変える必要に迫られています。それは、さまざまな選択肢を実践し得るチャンスでもあります。

2020年は誰にも訪れます。同じく2030年、2100年も自分がその瞬間に立ち会えなくとも間違いなくやってきます。そんな自分たちの未来がどうあって欲しいか、考えたり実践するためのオープンな場をつくりたいと思います。

その第1歩としてスタートする「オープンセッション」。毎回、テーマと深く関わり活動している有識者や、専門家をお招きし、彼らからの問題意識や具体的な提案をもとに、オープンにそして深く議論します。
私たち一人一人が自分のこととして気づき、知り、話し合い、実践していくための場にしていきます。

  • 3_2_1_0 + 文部科学省夢ビジョン勉強会
  • 毎月1回程度、「文部科学省情報ひろばラウンジ」にて開催。
  • 住所:〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2(所在地:文部科学省ウェブサイト
  • 参加無料(要・事前申込)


3_2_1_0

これからのカッケー未来を探求し、シェアする創造プラットフォーム。2011年初め、有志の勉強会から活動を開始。デザイン、建築、アート、写真、法律、などさまざまな分野のメンバーが集い、オープンな勉強会やイベント、商品開発などを行っています。
自分達が格好良いと思う方向に、世の中をゆるやかに変えて行く。一人ではなかなか始められないこともあるので、それを加速する仲間達を増やしてゆけるプラットフォームを目指しています。

主な活動歴:
  • 2013年11月:Tokyo 2020 オープンセッション U40編 powered by 3_2_1_0(代官山蔦屋書店)
  • 2013年6月:『今年の秋のデザインウィークどうするの? -気になるならみんなで話そうよ-』(東京ミッドタウン リエゾンセンター)
  • 2011年10月:おむす日!! by 3_2_1_0(東京ミッドタウン リエゾンセンター)
  • 2011〜より、植物×LED照明=PLANT PLAYER開発中
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